先に警告する、もし娘を持つ親なら絶対に見ない方がいい―。今思えばデリカシーに欠けた質問だなと思うのだけど、「好きな人はいないのか?」と娘に聞いたことがある。「うーん。今はお父さんがいれば十分!だってお父さん大好きだから」こんな嬉しいことを言ってくれる娘を持つ父親は日本にどれくらいいるのだろう? 世間ではファザコンなんて言葉もあるが、娘との絆はそんなに簡単なものじゃない。性の素行調査というものに少し興味がわいたのは、娘の学生カバンに見慣れないアクセサリーが増えているのに気付いたからだ。それは例えばボーイフレンドがいると仮定したとしても簡単に手が出るような知りものではなく、富裕層が好みそうなハイブランドのシルバーアクセサリーで、同年代の学生のプレゼントではないだろうと容易に想像できた。僕は娘を信じている。貞操観念はしっかり躾けたつもりだ。そう、例え何があったとしても娘を愛している。そう思っていた―。